ピアノ発表会とドビュッシーとFAZIOLI

こんにちは!KITAJIMA MUSIC WORKS ピアノ担当の浅野未麗です。

先日、ピアノ発表会を開催しました。

早いもので、今年で8回目となります。

今年も小学生から大人の方まで、幅広い方々が奮って演奏してくださいました。

今回はこの会を小石みなみ先生のクラスと共催の形でできることになり、スペシャルバージョンでの開催が実現。

私たちの発表会では、いつも会のおわりに、音楽鑑賞教室のような趣向で講師演奏をするのが恒例なんですが、今回は講師演奏もスペシャルバージョンを考案したく、小石先生にお願いをして、ドビュッシーの小組曲 Petite Suite よりメヌエット Menuet 、バレエ Ballet を一緒に弾かせていただきました!

本番はもちろんのこと、こんな音かな?こんな音楽かな?と音探しをするリハーサルの時間や、初期に書かれた声楽作品などと並べてみたりして、その世界に浸るひとときがとても楽しかったです。

そして、今回私たちも生徒さんも幸運だったのは、FAZIOLIで演奏できたこと!

ホールの楽器が、ちょうど発表会のひと月前に新しくなったばかりだったのです。長らく使用されていたスタインウェイにかわって迎えられたのが、この日のピカピカのファツィオリでした。

よく知られるようになりましたが、実際にコンサートホールでこの楽器に出会えることは、まだまだ少ないのです。

新しく入ったばかりの楽器はホールにも人にも馴染みづらいものですが、この日弾かせていただいた楽器は持ち前の推進力に加えて、弾き手に躊躇いを持たせないストレートな表情がありました。

(プリモパートを浅野が、セコンドパートを小石先生が弾きました)


さて自分の感想ばかりになりましたが、生徒さんのことも。

皆さんが気持ち良く演奏できたこと、本当に嬉しいです。

学校のことやさまざまな節目、色々なことがありながら、なお音楽を続けていかれること、忙しくてもピアノに向かう時間を持ちたいと思えるって、やっぱりその気持ちって凄いんです。

実際、私たちのクラスでは、受験勉強や部活の強化練習をやりながらも続けられる方とか、フルタイムでお仕事をしながら曲を仕上げていかれる方がいらっしゃり、その熱意にはただ感服しております。

また、ある方から「学業が忙しくなって十分に練習時間が取れないかもしれないけど、ピアノから離れることは考えられない」という旨の事を言われた時には、思わず心打たれてしまいました。

"何か一心にやりたいことがある、それが音楽なんだ" 

そんな熱い思いを直接聞けることって、本当に幸せなことですから!


今年も発表会にご参加くださり、ありがとうございました!

次回が楽しみです♪


KITAJIMA MUSIC WORKS では、声楽のほか、ピアノとソルフェージュを一緒に学ぶ方を募集しています。

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